高圧法の目的は何を定めてるの?
高圧法は何を規制して何を促進してるの?
二種販によく出る高圧法(高圧ガス保安法)の目的ですが、文章だけ見ててもわかりにくいですよね。
しかし、試験では誰が行なって何を規制しているかなど、全体像を理解していなければ解けません。
なので今回は、目的の文章を図で解説し、試験で問われやすい内容を紹介します!
目的の文章全体像について
まず、高圧法の法第一条[目的]では以下のことが定められています。
高圧ガスによる災害を防止するため、高圧ガスの製造、貯蔵、販売、移動その他の取扱及び消費並びに容器の製造及び取扱を規制するとともに、民間事業者及び高圧ガス保安協会による高圧ガスの保安に関する自主的な活動を促進し、もって公共の安全を確保することを目的とする。
一文が長くて頭に入ってこないですね。
この一文を分解して、まとめると次のようになります。
このように文章の全体像は目的、規制、促進に分けることができます。
文章を読んでるだけでは暗記しにくいと思いますので、上に目的があって下に規則と促進があるなどと図で覚える方が覚えやすいと思います。
次の章からは規制と促進についての文章を解説いたします。
高圧法の規制範囲について
高圧法で規制していることは表にまとめると以下のようになります。
高圧ガスの | 製造 | 貯蔵 | 販売 | 移動 | 取扱 | 消費 |
容器の | 製造 | 取扱 |
高圧ガス側全て覚えるのは大変です。過去問通りの傾向であれば、高圧ガスの規制範囲は色々あり、容器は製造と取扱だけであるとわかっていれば大丈夫です。
また、語句がイメージしにくいため一部の例を図にしました。
図のように液石法では一般家庭に関することを規制しています。
これから学んでいく上で、今高圧法のどこをやっているか、を把握した方が理解に繋がりやすいです。
自主的保安活動の促進について
高圧法では、民間事業者及び高圧ガス保安協会により、高圧ガスの「保安に関する自主的な活動」を促進しようとしています。
ここの「保安に関する自主的な活動」とは、法令の基準より高い保安を行なっていくいうことです。
保安を自主的に促進することには事業所側にもメリットもあります。それは、自主的な保安が良いと認められることで経費の削減、事務処理の削減ができる制度があるということです。
まとめ
高圧法の目的の文章では、高圧法の目的、高圧法の規制範囲、高圧法で促進していることが書かれています。
高圧法の目的の文章は二種販で一番出やすい文章です。文章の構造を思い出せるくらいに理解しておきましょう!
コメント